観た映画:スーパーヒーロー ムービー!! 最“笑”超人列伝

星2.5

Amazon Primeで無料だったので、勢いで「わかってて」観てしまった映画。基本的にこの手の映画に耐性があるので評価値は甘い方かと思います。

この手の映画はいろいろと最低でほんとにこりゃ酷いという観点で逆に観れるというものもあるのですが、意外とこの映画ストーリーライン他、観れてしまう感じで、最後まで観終わってしまいます。が、まぁわかっちゃいますがストーリーはサムライミ版の1作目をベースにX-MENを少々ギャグ要素で混ぜてくる。程度の話です。ちゃんとヴィランもそれっぽくそれっぽい感じで登場しそしてやられますw

 

レスリーニールセンとブレントスパイナーがカメオというにはちゃんとしっかり出ていますが、正直そこはそれ以上でもそれ以外でもなくw

 

ヒーローものの「パロディ」がそこまで嫌いではなく、上品とは言えないアメリカンなパロディ映画系がそこまで嫌いではない人であれば、まぁ見れちゃうかなと思います。

こういうのちゃんとしたクオリティで作るとデッドプールみたいになるんだろうけどって感じですねぇ・・

 

 

 

読んだ本:シーソーモンスター

シーソーモンスター 伊坂幸太郎

星3.5

いくつかの同一の設定の上で複数の作家による小説群を作ろうという螺旋プロジェクトの主催?である伊坂氏による本作。

昭和を舞台としたシーソーモンスターと、近未来を舞台としたスピンモンスターの中編小説2つからなる本作。この小説上2作は実体としては完全に同一の世界線の延長上にある話で、設定だけではなくとある重要人物がいずれの小説にも出てくる。

物語の構造や主人公たちの状況描写や設定など、事前情報なるべくなしに読むと、いつもの伊坂作品同様大変よくできていて話に素直に驚かされる。伊坂作品は全体にそうなんだけど、素直にわーすげーって驚きながら読むのが一番楽しい。

彼の作品群はエンターテインメント性に富んだものが多いが本作も十分その領域では読ませる作品。

 

惜しむらくは後半戦のスピンモンスター。途中まではいいのだが、最後のオチに向けた展開の部分は若干意見がわかれるんじゃないかなという気もしないでもなかったです。

彼の作品のわりにはスッキリ落とす感は若干弱い感じ。

 

螺旋プロジェクトの他の作家さんの作品群はまだ読んだことないので読後感はそれらもセットで評価した方がいいのかなぁ・・ただこのプロジェクト同一の舞台装置を使っているだけでストーリーラインとして重要な部分が関連しあっているわけではないからまたちょっと読んでみないとなんともですね。

 

 

観た映画:Everything Everywhere All at once

星3.5

なるほどこういう映画だったのか。という感じ。総じていうとアメリカに住むアジア系の家族の愛の物語。(ってあってるかわからんけど)

 

そしてある意味純粋にマルチバース映画でもあるけど、どっちが先なのかなぁ・・まぁ舞台装置であるマルチバースアメリカのアジア系家族っていう方が先なんだろうなぁ・・・

 

あと、実際のところかなりコメディ色が強い。もっとシリアス系の映画を期待して観ていたのでその辺はちょっと違う感じだった。ミッシェルヨーが普通な感じで演じ切ってる(多分作中の「女優の主人公」がリアルには近いんだろうけど)のが良かったですね。

 

SF的な設定はほとんど話を回すための装置なのでその辺はあまりもう突っ込まなくてもいいかなという感じ。マルチバースっていってもDCとかMCUとかとは若干扱いのニュアンスが違いましたね。

 

 

観た映画:ジョンウィック:コンセクエンス

星4つ

面白かった。けど長いw。

今回は劇場ではなく配信で観たので今になって観ました。

いやー、この映画は劇場で見た方が1.5倍は面白く感じるとは思います。

アクションシーンがほぼすべてだからねぇ。

 

もはや今作でジョンウィックを初めて観ますって人も少ないとは思うので、ストーリーはほぼあってないようなものだし、基本背景とかほぼ説明されません。まぁ、何か組織に追われてるのねってくらいのストーリー理解でもそれほど今作は困らないけどね。

 

あと、ドニーイェンとか真田広之とかは期待通りの役柄と演技でしたが、リナ・サワヤマが思ってた以上に良かった。日本人だとエンディングの曲歌ってる人だって知らない人もいるんじゃないかなぁ・・

 

大阪コンチネンタルの一連のシーケンスはいろいろ突っ込みどころもあり面白いのでまた後で見直そう。頭の中で国立新美術館に変換されてしまうので、どうにもコンチネンタルっぽい雰囲気ではなかったけどw

 

観た映画:The Flash

星3.5

映画館に観に行こうと思っていたらあっさり興行が終わってしまい、今頃になって配信で視聴。

面白かったです。が、まぁ日本では受けないよねぇ・・・そもそもフラッシュというヒーロー像を認識している人がどのくらいいるのかって話なので。あと、最近はそうでもなかったけど、ティムバートン監督のバッドマンの映画ですら当時日本では興行成績がさほど振るわなかった気がします。日本人にはちょっと遠いんですよねダークヒーローとしてのバッドマン。ダークナイトはそれなりに受けてたような印象もあるけど。

で、今回はダークナイト以前のバッドマンファンは必見ですよね。

ベンアフレックももちろん出てますが、マルチバースなもんで、いろいろ出ます。スーパーマンも泣ける。まぁスーパーマンはほぼカメオってだけですが。

旧作の鍋被ったフラッシュも一瞬見えるけど、テレビ版のフラッシュのお父さん役の人ではないようです。なんか似てるけどね。

 

そして、話的にはフラッシュポイントと同じような展開になりますが、基本は映画版のジャスティスリーグつながりで話が進みます。グラントガスティンのフラッシュは途中までよかったけど最後結構グダグダ感あってあれでしたし、ヒーローの孤独感とは遠いところに彼はいたので今回の映画版のフラッシュの方が個人的には好きです。中の人が一時期やばかったけど映画公開出来てよかったですね。

 

DCヒーロー好き以外には勧めにくいけどフラッシュファンならお勧めですね。テレビ版でが好きな人でも行けるかと思います。

 

遊び終わったゲーム:龍が如く7外伝 名を消した男

PS5版でエンディングまで行きました。ミニゲームも含めて30時間くらい、この週末に集中的に終わらせた感じ。

 

評価的には佳作ですが、良作ですね。多分この後各種セールスで将来的にはだいぶお得な値段になりそう(特に8発売前には)ですが、そもそもこのゲームのストーリーは6から続く流れになりますので、6,7はこれをやる前にやっておいた方が絶対に良いです。というかこれやる前に遊んでないならむしろそっちを遊びましょう。

 

ゲームシステム的にはアクションゲームに戻ってるので、苦手な人は設定でやさしめに変えてやれば問題ないかと。

 

まぁ、ゲームそのものはもはやワンパターンの体を良くも悪くもなしてますね。

今回は経験値制ではなく金でスキルアップするのですが、団体戦の格闘場で余裕で稼げるのであまり苦労はしません。

 

やりこみとしてはまだ終わってないですが、正直ゴルフとかカラオケとかもういいかな感も・・・・

 

ストーリーは6までの主人公が桐生一馬を捨て生きていく話で、7で正直唐突感のあった登場シーンまでのつなぎの話です。なんでしょうね。本編ドラマ後の2時間特番ドラマ。というのが私の感想でした。

 

さてこの先年明けには8なわけだけど、名越氏が去った後でもこっちは大丈夫そうな気もします。期待して待つ。

観た映画:MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

星4.5

面白かった。

イムループ物は取り合えず観ておく趣味があります。私の経験上「タイム」とタイトルについている映画はほぼダメな映画ですが、今作は良かった。

意外と日本のタイム系の映画は面白い。今作の構成的には前半戦、後半戦と大きく二つのパートに分かれますが、個人的には前半戦が面白かった、ストーリー上重要なのは後半戦ですが、コメディ的な演出は前半戦の方が面白い。

上映時間もちょうどいい長さだし、マキタスポーツがいい感じ(のいつも通り)

あと知ってた役者さんは、森山役の八木さんくらいでしたが、(すいません主人公の円井さんも存じ上げてなかった)なかなか皆さん味のある演技で、飽きずに観終わりました。

なかなかお勧め。