読んだ本:幻惑の死と使途 森博嗣

星3つ。

次作とセットらしいので、なんとも言えないところがありますが安定の面白さでした。

 

なんていうか真賀田四季が絡んでこないS&Mシリーズはちょっとこう西之園萌絵のキャラクターがすっきりと入ってこないのが難なんですけどね。まぁここは私個人の女性像の認識の問題で作品の優劣とは関係ないと思いますが。

 

落ち的にはまぁそういうオチになるよねぇという予測の範囲を超えてない感じでしたが、Why done it?の部分は犀川先生の説明ですっきりって言う感じではありました。

 

いかにもテレビ的だけどドラマの中ではこの話はなかったですよね。みてないからわからないけど。

読んだ本:今はもういない Swith Back 森博嗣

星3つ

あーそこがトリックだったのね(なんとなく想像はついたけど)的な落ち。

まぁミステリーなのかと言われるとやや微妙な気もします。

犀川先生はほぼ活躍しないし。

主人公(?)の人がインテリで優秀な設定のはずなんですが、そう読み取れないのはまぁ森先生は書き分けてるんだろうなぁという気がしました。そういう意味で実験的な取り組みとも言えます。全体に理系臭いのはいつもどおり。

これでS&Mシリーズ後なに読んでなかったかなぁ・・・・・・・

 

追伸:あれ?PPって結局なんのことだったっけ。全然入ってきてない・・

 

読んだ本:システムを外注する時に読む本

星3つ

いわゆる技術書は世の中に溢れているが、ユーザ企業の情報システム部門の仕事の主たるものは30年以上前から「外注」することだと思われる。少なくとも私が働いてきた世界はそういう世界でした。

そういうところにはなかなかハウツー本もなくKKD(経験と勘と度胸)が全てという世界で生きている方も多いのではないでしょうか。

そんな中でなかなかよいところに目をつけている本だと思います。書かれていることは2,30年もユーザ企業の情報システム部門にいればわからないほうがおかしい内容ですが、きちんとやれる人がいないのもまた事実。ましてや最近の国のIT施策をみているとそもそもの第一章からできてないやん、という感じで色あせてはいません。

 

小説仕立てになっていて読みやすいのですが、裏返して言うと内容はそこまで濃くないのできちんと別の本で補完していく必要があります。そしてなぜかメインストーリーがBL気味で進むという・・・・

 

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NAS:3台の壊れたコンシューマNASを開けてみた

だいぶ昔に壊れたまま放置していた、IO-DATAのRECBOXとBuffaloのLinkStationを開けてDISKを確認してみた。

 

いずれも使われていたDISKははSeagateでした。気持ちSeagateって壊れやすいイメージが・・。まぁ他の人のBlogとかみてるとWDのGreenとかBlueってケースもあるみたいですが。

 

とりあえず、IO-DATAのは、RAIDとxfsで構成されていて、一つだけext3だか4だかのパーティションがある感じ。箱物的には基盤が結構がっしりしていて、ちょっとしたPCレベル。

Buffaloのは、システムボリューム2つがext3でswapとデータボリュームはxfs。

そもそもIO-DATAのは全くDISKを認識しないレベルで壊れたものと、superblockが読み込めずに壊れているものの2種類。基本私ごときで何か復旧できる気がしなかったので、このままお蔵入り。

 

Buffalo側のDISKを構造上の問題か、中にだいぶホコリが詰まっていて、それを全部取り除き、DISKを外してfsckかけてみたら、いくつかエラーは出るもののエラーは修復できたっぽい。

xfsとかext3とかジャーナリングファイルシステムでも壊れるときは壊れるんですよね。ちゃんと勉強してないからどういうレベルまで耐えるのか今度時間があったらドキュメント読んでおこう・

で、取り寄せたWDののDISKに今ハードウェアレベルでクローニング中。これで立ち上がればラッキーだなぁ・・・

 

読んだ本:だがしかし、1,2巻

 

星3つ

 

サンデーコミックス。

コメディ駄菓子ドキュメンタリー漫画。

今までなさそうであったかこのジャンル的な。

 

Kindleの無料で2巻まで読んだけどなかなかおもしろかったです。続きを買う気になるかといわれるとまぁなんともな感はありますが。

 

読んだ本:狼と兎のゲーム

星2.5

我孫子武丸さんの少し前の小説。ミステリーかと思って買ったら違いました・・

まぁ一種のミステリーっちゃミステリーかなぁ・

文章は相変わらずうまいし、読ませるんですが、設定も登場人物も嫌な奴が多くて、まぁなんつーかリアルにはこういう奴いそうで、ほんとにやな感じって所ですか。

実際事件が世の中で起こっている裏側はこうだってのはありそうですけど、小説に私が期待する面白さってそういうところじゃないんだよなぁ・・・って感じ。

落ちも超びっくり!とかはならなくて(人によると思いますが)。嫌な登場人物の嫌な話が普通に進んで終わった感ありますね。登場人物の描写が普通にうまいので、どんでん返し的な機能が甘いんですよね今回。もともとそういう構成の話じゃなくて普通に嫌な感じの話を書きたかったのかもしれないけど。

もうちょっと普通にミステリーを期待しますが、飽きちゃったのかなぁ。