読んだ本:狼と兎のゲーム

星2.5

我孫子武丸さんの少し前の小説。ミステリーかと思って買ったら違いました・・

まぁ一種のミステリーっちゃミステリーかなぁ・

文章は相変わらずうまいし、読ませるんですが、設定も登場人物も嫌な奴が多くて、まぁなんつーかリアルにはこういう奴いそうで、ほんとにやな感じって所ですか。

実際事件が世の中で起こっている裏側はこうだってのはありそうですけど、小説に私が期待する面白さってそういうところじゃないんだよなぁ・・・って感じ。

落ちも超びっくり!とかはならなくて(人によると思いますが)。嫌な登場人物の嫌な話が普通に進んで終わった感ありますね。登場人物の描写が普通にうまいので、どんでん返し的な機能が甘いんですよね今回。もともとそういう構成の話じゃなくて普通に嫌な感じの話を書きたかったのかもしれないけど。

もうちょっと普通にミステリーを期待しますが、飽きちゃったのかなぁ。