読んだ本:記憶の果て 

星3つかなぁ。読ませる本でしたが、趣味ではなかったかな。

以下の感想は私との対話を元に、AIが書いたものです。私自身の感想はちょっと違いますw


 

衝撃と不快感、それでも最後まで読まされた。『記憶の果て』の読後感(ネタバレなし)

 

最近、浦賀和宏のデビュー作『記憶の果て』を読んだ。正直、すっきりしたというよりは、得体の知れないモヤモヤとした感情が残っている。

前半は、主人公の安藤直樹という人物に共感できず、彼の独りよがりな言動に戸惑いを覚えた。友人との関係や、母親との距離感、そしてある「存在」に依存していく姿には、ただただ違和感しかなかった。それでも、ミステリとして何かがあるのではないかと期待し、読み進めた。

しかし、物語はある特定の出来事を境に一変する。そこで描かれる倫理観や人間関係は、私たちが普段暮らしている世界からはかけ離れていて、明確な「不快感」が押し寄せてきた。正直、このあたりで読むのをやめようかとも思った。

でも、奇妙なことに、後半はなぜか読む手が止まらなかった。不快感を覚えつつも、先が気になって仕方がない。この不穏な空気の中にも、読者を惹きつける著者の筆力は確かにあると感じた。

ただ、結末には納得がいかない。重要な謎が、読者の期待する形で解決されるわけではなく、曖昧なまま終わってしまう。そして、個人的に一番気になったのが、物語の中に登場する、全く意味が分からない描写の数々だ。ある人物の再登場など、結局何だったのかと、最後まで腑に落ちなかった。

この本は、ミステリの皮を被った「何か」なのだろう。人間の倫理観や感情を極端な形で解体し、再構築しようとする、ある種の思考実験なのかもしれない。だからこそ、登場人物に感情移入できないし、物語もすっきりと完結しないのだろう。

読後感は、率直に言って「不快」だ。しかし、その不快感の中に、人間の心の闇や、現代の科学が突きつける倫理的な問いが、重くのしかかっている。爽快感は全くないが、最後まで読まされたことは間違いない。この本を読んで、あなたは何を感じただろうか?