CCCD推進派からの謝罪

http://www.electropica.com/letter/kimura/
Avex所属のMOVEのt-kimura氏によるCCCD推進に対する謝罪コメントです。
このようなコメントをアーティスト側から出すことは恐らく大変に勇気のいることだったと思います。その点については大いに評価に値する所です。
しかしながら個人的には一言物申したい。
これはCCCD反対派に対しても同じことがいえるのですが、私はCCCDの問題は「音質」にあるわけではないと常々考えています。
CCCDの問題は本来は自由であるべき「音楽」の聴き方を生産者側の都合で「束縛していること」に他ならないと思うわけです。

だから氏のコメントの中での謝罪相手は一部音質マニアに向けられているようですが、そうじゃない、ほんとに迷惑をかけられたのは音楽を聴く自由を奪われた良心的な音楽ファンであるということです。
今後も多分CCCDに変わりうる生産者側によるコピープロテクトが発生するでしょう。問題はコピーを防止するからではなくて、音楽を聴く方法を限定的にしてしまうことだと思います。
生産者側論理で推進するという目線だけを持ち続けている限り今後も形を変えて続く所でありますので、一リスナーの立場でも者を見ていただければなぁと思うこの頃です。