コピーワンス問題

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0408/25/news059.html
遅ればせながらitmediaでの特集記事を読む。この手の話題を撮りあがるときitmediaは以前のZDNETの雰囲気からはらしからぬ批判性と客観性のあるネタを書いているような気がしますね。
基本的に記事を読む限りにおいて、放送業界の偉い人の話は旧態全としたモデルにしがみついた人の話にしかきこえません。

ただ、藤井氏は「ビール片手に気軽にナイターを見たりと、TVとは本来とても素朴なもの」と、技術や法律で厳格にルールを適用するのもふさわしくないと言う。 「理想としては、コピーワンスの考え方が定着してくれればと思うが……。ホームサーバやポータブルプレーヤーへの持ち出しといった新しい視聴スタイルはかなり先端的なもので、現実的にはTVの世界はもっと素朴なもの。画質や音質は進化・向上していくが、そう本質は変わらない」

放送事業を提供している側が、放送を受信する側の受信の仕方、ひいてはそのライフスタイルまで「こうであるべきだ」(しかもものすごい頭の固いおっさん臭いライフスタイル。HDD録画&携帯端末での視聴なんて普通でしょ?いつでもどこでも楽しみたいという姿勢こそが視聴者としての素朴さだと思いますがずれてんだなぁ・・)と断定しているという所に非常に嫌悪感を抱きます。どうしてそこが駄目なんだってわからないですかね・・・・
第二回は音楽業界のいわずと知れたCCCDの話とかを取り上げていますが、まぁあっちもいつもどおりのあれです。自己矛盾してるよねっていう記事が共感を呼びますが少なくとも聴き方は自由であるべきだという考えをSonyの一担当者の方は持っているらしいのでそこだけは少し安心しました。
技術的な縛りを入れてどうこうすると言う方向ではなくて、金を払ってでも見たいとか、次の購買意欲につなげられるようなコンテンツを作ることが彼らの使命であり、ごみのプラスチック版とか害悪番組の垂れ流しが彼らの指名ではないというところにはやく立ち返ってもらいたいものです。金が取れればいいというものじゃないでしょ?マニアが反対してるだけじゃないですよ>テレビの偉い人。
(このまま業界が進んでいって自己批判性も失っていくなら、もう放送もいらないし音楽業界もなくなってもいいや。Netで海外のコンテンツを買いますよってことになるぞほんと)
(まぁその方が健全かもしれませんが)