Winnyの合法利用は机上の空論とACCSが言ってますが

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/18/news081.html

これをP2Pの合法利用はとACCSが考えているのだとすれば(恐らく直接言ってはいないですが、彼等の中では置き換え可能としての発言だと思います)、それはちょっとどうだろうという感じ。

散々議論されてきたことで今更ですが、技術そのものに善悪があるわけではなく、それをどう利用するかの問題ですよね。

WebやBlogの方が合理的だと言う説明はある局面に特化すれば事実かもしれませんが、ファイルの配布手段、流通手段としてみた場合はP2P技術の有利性はやはりあると思います。

実際BitTorrentなんかでは合法利用されている例だっていくらでもあるし、OSのディストリビューションなんかをそれほど帯域の無いサーバあたりにおいたらどうなるかは自明。

世の中はまだまだこの辺の技術の応用が進んでいないしそういう局面も少ないのかもしれませんが、たとえば今週購入できなくなった某くじや、トラフィックが集中してサーバダウンせざるを得ないような局面においては、P2P技術の有効利用の場はいくらでもあると思います。

ACCSは取り締まるのが仕事(?)のように見えるのでこの発言も仕方の無いところかもしれませんが、実際問題どうなんでしょうね・・もっと国際的に著作権侵害してきてるようなところを押さえに行ったほうがいいような気もしますが。

ま、とはいえ確かに現状暴露ウィルス系の巣窟になってる国内P2Pネットワークを非合法利用して問題を大きくするのはいただけませんけどね。